2017年4月14日、中国無錫で行われている卓球のアジア選手権女子シングルスで、日本の平野美宇(世界ランク11位、17才)が、準々決勝でリオデジャネイロ五輪金メダリストで世界ランク1位の丁寧(ディン・ニン)と対戦した。
第1、2セットを連取される。誰もが、世界王者(丁寧)の勝利を確信した。しかし、丁寧と平野だけは、何か違うものを感じていたようだ?。第3セット、2度のマッチポイントを握られても、平野はマイペースで凌ぎ切った(11-9)。攻める平野、自分の卓球ができず焦る王者。そして、第4セット、両者死力を尽くしての(16-14)、静まる観客、青ざめる表情の中国コーチ。最終セットは(12-10)。呆然とする世界王者、笑顔で飛び跳ねる女の子?。中国選手の上位独占を信じていた卓球王国中国は悪夢を見たのか。
悪夢はまだ続く。続いての準決勝の対戦者、同じく中国の朱雨玲(ジュー・ユーリン)は、対戦者が王者丁寧ではなく、意外な相手(見かけは普通の日本の高校生)となったことに、戸惑いをみせる。平野のバック、フォアハンドの強打は止まらない。世界ランク2位を防戦に追い込み、ストレート(11-7、11-9、11-8)で撃破。卓球王国、中国に激震が走る。
翌日、決勝戦。微かな優勝の希望をもつ観客、コーチの願いも虚しく、もはや世界No.1となった平野は、中国の陳夢(チェン・モン、世界ランク5位)を堂々と受けて立ち、さらなる強打で圧倒(11-9、11-8、11-7)、史上最年少優勝!!!!!
世界ランキング中国選手相手に、日本選手が2試合連続ストレート勝ちなど、夢にも思わなかった。今後、衝撃を受けた中国コーチ陣は、決死で平野攻略を研究してくるに違いない。日本国内での競争も激しい、石川、伊藤、早田...しかし、現時点では誰もが、平野美宇が世界の頂点にいることを認めるだろう。
中国の卓球競技場に「日の丸」が中央に上がり、「君が代」が流れた。歴史が変わった。

0 件のコメント:
コメントを投稿